サンアントニオのデータセンターが大量の水を消費
皆さん、データセンターがどれだけ大量の水を使っているか、ご存じですか?今回紹介する「San Antonio data centers guzzled 463 million gallons of water as area faced drought」という記事では、アメリカ・テキサス州サンアントニオのデータセンター群が、深刻な干ばつに直面している中で2023年と2024年の2年間に4億6300万ガロンもの水を消費していた事実が明らかになっています。
記事の概要とポイント
この記事によると、MicrosoftとArmy Corps(陸軍工兵隊)が運営するサンアントニオのデータセンターは2023年と2024年の2年間で約4億6300万ガロン(約17億5000万リットル)の水を消費しました。これは数万世帯が使用する水の量に相当します。
特に注目すべきは、この地域が5年間にわたって平均以下の降雨量に見舞われ、長期干ばつに苦しんでいることです。San Antonio Water System(SAWS)は現在Stage 3の散水規制を実施しており、住民は週1回のみ芝生への散水が許可されている状況です。
住民が水の使用を厳しく制限されている中で、データセンターがこれほど大量の水を使っているなんて、複雑な気持ちになりますね。
具体的な数字と背景
- 消費水量は4億6300万ガロン(約17億5000万リットル)で2年間の累計
- MicrosoftとArmy Corpsが運営する施設での使用量
- 数万世帯の使用量に相当する規模
- 地域は5年間の平均以下の降雨量と長期干ばつに直面
- SAWSはStage 3散水規制を実施中(住民は週1回のみ芝生への散水許可)
- 20,000ガロン(約76,000リットル)以上使用する家庭には追加料金が課される
データセンターは強力なコンピューターが発する大量の熱を冷却するために水を使用します。Houston Advanced Research Centerの調査によると、中規模データセンターは1日約30万ガロン(約114万リットル)、大規模データセンターは1日最大450万ガロン(約1700万リットル)を使用するとされています。
専門家の警告
Houston Advanced Research Centerの水政策アナリストであるMargaret Cook氏は「これらのデータセンターは水不足が深刻な地域に建設されている」と指摘し、「地域コミュニティと水の使用量について事前に協議する義務がない」と問題視しています。
Cook氏はさらに「データセンターを誘致した地域は、将来の州の水資源計画や予算から新たな水源を確保できるかどうか不確実な状況に置かれている。本来は将来の人口増加に備えて確保していた水資源を、現在使い切ってしまっている状態だ」と警告しています。
将来への懸念
テキサス州のデータセンターは2030年までに10倍に増加すると予想されています。Houston Advanced Research Centerの推計によると、2025年にはデータセンターが州全体で490億ガロン(約1850億リットル)を使用し、2030年には3990億ガロン(約1兆5100億リットル、州の総水使用量の6.6%)に達する可能性があります。
さらに、OpenAI CEOのSam Altman氏が昨年着工したStargate Texasデータセンターは、5000億ドルのプロジェクトでセントラルパークより60エーカー大きく、75万世帯分の電力を使用する予定です。
皆さんはこの状況をどう思いますか?デジタル社会の発展と水資源の保全、どちらも大切ですが、バランスを取るのは本当に難しい問題ですよね。
私の感想と考察
データセンターは現代社会に欠かせないインフラですが、その水使用量の多さには驚かされます。特に干ばつ地域での大量消費は、地域住民との公平性の観点からも課題があると感じます。
日本でも今後データセンターの需要は増加すると予想されますが、水資源の有効活用や代替冷却技術の開発など、持続可能な運営方法を考える必要がありそうです。
参考記事
今回ご紹介した内容は、以下の記事を元にしています。興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
San Antonio data centers guzzled 463 million gallons of water as area faced drought
San Antonio data centers guzzled 463 million gallons of water as area faced drought



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