サンクトポール市が大規模ハッキング被害、州兵派遣の異常事態に

サンクトポール市大規模ハッキングで州兵派遣の衝撃 テクノロジートレンド
ミネソタ州サンクトポール市が高度なサイバー攻撃を受け、州兵が緊急派遣される異例の事態に。図書館が手作業に戻るなど市民生活に直接影響。身代金要求はまだなく攻撃者の目的は不明。

サンクトポール市が大規模ハッキング被害にあった事件の概要

先日、アメリカのミネソタ州サンクトポール市が非常に深刻なサイバー攻撃を受け、州兵(ナショナルガード)が緊急派遣される事態となりました。この記事『St. Paul, MN was hacked so badly that the National Guard has been deployed: “A deliberate, coordinated digital attack.”』では、計画的で連携したデジタル攻撃がどのように市のシステムを襲い、通常では考えられない対応を招いたのかが詳しく説明されています。

  • サンクトポール市は7月25日に高度な外部攻撃者による精密な攻撃を受けた
  • 攻撃の影響で市の行政機能や住民サービスが停止し、現在も復旧作業が続いている
  • 状況の深刻さから州兵が動員され、防御と復旧支援にあたっている
  • 興味深いことに、市長の発言では”まだ身代金の要求は来ていない”という(記事では明言されていないが、ランサムウェア攻撃だった可能性)
  • 図書館では本のチェックアウトが手作業に戻るなど、市民生活に直接影響が出ている

事件の詳しい経緯と背景

2025年7月25日の早朝に発見されたこのサイバー攻撃は、メルビン・カーター市長の言葉を借りれば「高度な外部攻撃者による意図的で協調的なデジタル攻撃」でした。単独の犯罪者や小規模なグループによるものではなく、非常に洗練された攻撃だったのです。

週末にかけて攻撃を食い止めることができず、月曜日には防御措置として市の情報システムを完全にシャットダウンする事態に。市庁舎内のWi-Fiは全て停止し、図書館では本のチェックアウトが「昔ながらの手作業」に戻ってしまいました。図書館員さんが手書きでバーコード番号を記録している光景を想像すると、なんだか時代が逆戻りしたような不思議な感覚になりますね。

州兵派遣という異例の対応

通常、ハッキング被害は専門のサイバーセキュリティチームが対応しますが、今回は状況が非常に深刻だったため、ミネソタ州のティム・ウォルツ知事が州兵を緊急派遣しました。知事は「この事件の規模と複雑さが、内部および商業的な対応能力を超えてしまった」と説明しています。

現在、市のITチームと州兵、さらにはFBIと2つの国家サイバーセキュリティ企業が共同で調査と対策を進めています。サイバー攻撃で軍が出動するなんて、まるでSF映画のような話ですが、これが現実になってしまったんですね。皆さんはこんな事態、想像できましたか?

被害の規模と現在の状況

攻撃発見から数日が経った現在も、復旧作業は続いています。現在の被害状況は以下の通りです:

  • 市庁舎内の全Wi-Fiが停止中
  • 図書館の本のチェックアウトが手作業に
  • 市へのオンライン支払いが全て停止
  • ただし緊急サービスは正常に機能している
  • 興味深いことに、まだ身代金の要求は来ていない

実は、アメリカでは自治体へのサイバー攻撃が頻発しており、テキサス州アビリーンでは今春、477GBものデータが盗まれる事件がありました。アビリーン市は身代金の支払いを拒否し、全てのサーバーやパソコンを交換する道を選んだそうです。幸い保険に加入していたから対応できたものの、もし保険がなかったらと思うとゾッとしますね。

まとめ:自治体のITセキュリティの未来に向けて

今回紹介した『St. Paul, MN was hacked so badly that the National Guard has been deployed: “A deliberate, coordinated digital attack.”』という記事では、単なる技術的なトラブルではなく、高度で計画的なサイバー攻撃がアメリカの地方自治体を揺るがした様子が描かれています。
まだ身代金の要求すら来ていないという点も不気味で、攻撃者の真の目的が見えないのが余計に不安を煽ります。地方自治体のシステムがいかに脆弱であるか、そしてその防御の強化がいかに急務であるかが痛感される事件でした。日本の自治体も他人事ではありませんよね。皆さんの住んでいる街のITセキュリティは大丈夫でしょうか?

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