睡眠リズムの乱れが健康リスクを高める-8.8万人の大規模研究結果
- 日々の睡眠スケジュールの乱れが免疫力低下や慢性疾患のリスク増加に関連
- 対象は約8.8万人の大規模調査で、加速度計により客観的に睡眠パターンを解析
- 不規則な睡眠リズムは一部疾患で2倍以上のリスク増加という結果に
- 研究元は英国バイオバンクを活用した信頼性の高い学術調査
- 睡眠の質だけでなく規則的な時間帯での睡眠が健康維持に極めて重要と強調
皆さん、毎日の睡眠リズム整っていますか?今回ご紹介するのは「Phenome-wide Analysis of Diseases in Relation to Objectively Measured Sleep Traits and Comparison with Subjective Sleep Traits in 88,461 Adults」(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40464054/)という最新の学術論文です。これには本当に驚きました。
内容を簡単にまとめると、日々の睡眠時間の長さだけではなく、睡眠を始めたり終えたりする時刻がバラバラな人は、健康リスクが明らかに高いということ。英国バイオバンクの大規模な調査で、88,461人の参加者の睡眠を加速度計で客観的に計測して解析。結果、不規則な睡眠スケジュールの人は、様々な疾患を発症するリスクが大幅に上昇していることが判明しました。私も最初は「8万人以上って、本当に大規模な研究だな」と驚きました。
研究の詳細と驚くべき発見
研究チームは参加者に加速度計を装着してもらい、睡眠時間帯のズレや変動を客観的に計測。平均6.8年間の追跡調査を行った結果、172の疾患が睡眠特性と関連していることが分かりました。その中でも42の疾患では少なくとも2倍のリスク増加が見られたのです。
特に印象的だったのは、加齢に伴う身体機能低下では3.36倍、壊疽では2.61倍、肝硬変では2.57倍ものリスク増加が報告されていること。これは単に睡眠時間が短いだけの人より明確に高いリスクです。つまり「夜更かししても同じ時間に寝る」よりも、「睡眠時間は確保しているけれど時間が不規則」というパターンのほうが健康への悪影響は大きいのです。これは意外ですよね?私も知りませんでした。
なぜ睡眠リズムの規則性が重要なのか?
人体には「体内時計」(サーカディアンリズム)という24時間サイクルがあり、これが睡眠・ホルモン分泌・代謝など様々な生理機能をコントロールしています。この研究では、睡眠リズム(相対振幅や日間安定性)の乱れが、免疫力の低下やホルモンバランスの崩れを引き起こし、生活習慣病リスクが高まることが客観的に証明されました。
また、興味深いことに、この研究では主観的な睡眠評価(自己申告)と客観的な睡眠測定の違いも明らかになりました。自分では「長時間寝ている」と思っている人の中に、実際は短時間睡眠の人が21.67%も含まれていたのです。私も昔、休日明けに遅く寝てリズムが崩れた時、仕事中に集中力が落ちる経験をしたことがあります。それと健康リスクが結びつくとは驚きでした。
普段からできる睡眠リズムの整え方
健康維持のためにまずできるのは、寝る時間と起きる時間をなるべく一定にすること。平日だけでなく週末も、睡眠サイクルを乱さないよう心がけると良いでしょう。6時間寝るにしても、毎日23時に寝て5時に起きる、といったルールですね。
また、寝る直前のスマホやテレビは避けて、リラックスできる環境作りも効果的です。この研究では、炎症因子(白血球、好酸球、C反応性タンパク質)が睡眠と疾患の関係に重要な役割を果たしていることも分かりました。日本の生活スタイルは忙しくて難しい場面もありますが、小さな工夫で変わるはず。
あなたも普段、平日と週末で睡眠時間が大きく違ったりしていませんか?この研究結果を見ると、規則正しい睡眠がいかに大切かが分かりますね。
皆さんも、仕事や家庭の忙しさのなかでつい寝る時間が不規則になりがちではないでしょうか?この機会にぜひ自分の睡眠リズムを意識してみてくださいね。



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