DHS(米国国土安全保障省)著作権侵害疑惑、映画音声や絵画を無断使用

DHS著作権侵害疑惑、映画音声や絵画を無断使用 テクノロジートレンド
米国DHSがThe Batman音声やThomas Kinkade絵画を無断使用し著作権侵害疑惑。遺族が抗議声明を発表、法的措置検討中の詳細を解説。

この記事のポイント

  • 米国国土安全保障省(DHS)がSNSで使用した動画や画像に深刻な著作権侵害疑惑
  • 映画「The Batman (2022)」のRobert Pattinsonの音声を無断使用
  • Thomas Kinkade、Morgan Weistlingら著名画家の作品を無許可で使用
  • 楽曲「God’s Gonna Cut You Down」も無断使用の疑いでInstagramから削除
  • Thomas Kinkade遺族が公式に抗議声明を発表、法的措置を検討中
  • この記事は『Those Fascist Social Media Posts by DHS Have a Copyright Problem』(Gizmodo)を参考にしています

事件の概要:DHSの複数の著作権侵害疑惑

最近、アメリカ国土安全保障省(DHS)がSNSに投稿した一連の動画や画像が、深刻な著作権問題を抱えていることが明らかになりました。問題となっているのは、映画「The Batman (2022)」のRobert Pattinsonの音声、複数の著名画家の絵画、そして楽曲の無断使用です。特に画家Thomas Kinkadeの遺族は公式に抗議声明を発表し、法的措置も検討していると表明しています。

今回紹介する『Those Fascist Social Media Posts by DHS Have a Copyright Problem』という記事では、この衝撃的な事件の全容が詳しくまとめられています。政府機関がこれほど大規模な著作権侵害を行っていたとは、本当に信じられませんでした。

具体的な侵害事例:Thomas Kinkade遺族の抗議声明

最も注目を集めているのは、2012年に亡くなった画家Thomas Kinkadeの作品「Morning Pledge」を7月1日にDHSが「Protect the Homeland(祖国を守れ)」というキャプション付きで投稿した件です。Kinkade Family Foundationは公式ウェブサイトで強い抗議声明を発表し、「作品の使用は無許可であり、DHSに投稿の削除を要求した。法的助言者と選択肢について相談している」と表明しました。

さらに同財団は、「DHSが継続して行っている嘆かわしい行動」を強く非難し、「この画像が分裂と外国人恐怖症を促進するために使われたことに深く困惑している」と述べています。これは単なる著作権問題を超えて、作品の政治的利用に対する芸術家遺族の怒りを表しています。

映画音声の無断使用:「The Batman」のRobert Pattinson

さらに深刻なのは、7月28日に投稿された動画での映画「The Batman (2022)」からRobert Pattinsonの音声を無断使用した件です。動画では「They think I’m hiding in the shadows. But I am the shadows(彼らは私が影に隠れていると思っている。しかし私は影そのものだ)」という台詞が使われており、戦術装備の男性たちが建物を襲撃する映像と組み合わされています。

この動画には「すべての犯罪的不法外国人へ:闇はもはやあなたの味方ではない。あなたは米国市民にとって実存的脅威であり、国境警備隊特殊作戦グループはあなたを追い詰めるためなら手段を選ばない」という強烈なメッセージが添えられており、映画の知的財産を政治的プロパガンダに利用している点で二重に問題視されています。

その他の著作権侵害:Morgan Weistlingと楽曲問題

DHSはまた、画家Morgan Weistlingの作品も無断使用しています。7月14日の投稿では「Remember your Homeland’s Heritage(祖国の遺産を忘れるな)」というキャプションで作品を使用しましたが、作品名を「New Life in a New Land」と誤記載しています(正しくは「A Prayer for a New Life」)。Weistling氏はまだ公的にコメントしていませんが、これも明らかな無断使用です。

さらに問題なのは、Black Rebel Motorcycle Clubの楽曲「God’s Gonna Cut You Down」を無許可で使用した疑いです。Instagram版では現在「この楽曲は現在利用できません」と表示されており、著作権問題で削除された可能性が高いと指摘されています。これは著作権侵害の証拠隠滅とも取れる行動です。

私たちが考えるべきこと

この事件で一番衝撃的だったのは、政府機関が組織的に複数の著作権を侵害し、権利者からの抗議を受けても対応していない点です。Thomas Kinkade遺族の声明を読むと、単なる法的問題を超えて、故人の作品が政治的メッセージに悪用されることへの深い憤りが感じられます。

皆さんはこの件についてどう感じますか?私も最初は、政府機関の著作権意識がここまで低いとは思いませんでした。映画、絵画、楽曲と多岐にわたる無断使用は、明らかに組織的な問題だと思います。権利者が法的措置を取れば、相当な損害賠償を求められる可能性もありますね。

まとめ

今回はアメリカ国土安全保障省(DHS)による一連の著作権侵害疑惑について、Gizmodoの記事『Those Fascist Social Media Posts by DHS Have a Copyright Problem』を参考に詳しく紹介しました。Thomas Kinkade遺族の抗議声明、「The Batman」音声の無断使用、Morgan Weistling作品の誤用、楽曲の著作権問題など、深刻な法的リスクを抱えています。

このような政府機関による大規模な著作権侵害は国際的にも注目されており、公的機関の法令遵守や表現の責任について重要な議論を提起しています。日本でも同様のケースが起きた際の対応を考える上で、非常に参考になる事例だと思います。

みなさんもぜひ、著作権や政府機関の情報発信のあり方について、このような具体的な事例から考えてみてはいかがでしょうか?

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