イギリスでVPN利用が急増!オンライン安全法後の規制強化の可能性とは

英国VPN利用1,800%急増|2025年7月労働党政府規制強化検討でApp Store1位の衝撃 テクノロジートレンド
2025年7月末イギリスでVPN利用が1,800%急増しApp Store1位に!PornHub・Reddit・X年齢認証開始後、労働党政府がVPN規制強化を検討。Sarah Champion MP発言、専門家セキュリティ警告、オンライン安全法の実効性問題を詳細解説。

イギリスでVPN利用が急増!オンライン安全法後の規制強化の可能性とは

2025年7月末、イギリスで大きな話題となっているのが、VPN(仮想プライベートネットワーク)利用の爆発的増加です。PornHub、Reddit、Xなどの主要サイトが年齢認証を開始した金曜日以降、VPNアプリのダウンロード数が1,800%も急増し、Apple App Storeでダウンロード数1位になる事態となりました。今回は「UK households could face VPN ‘ban’ after use skyrockets following Online Safety Bill」(参考:birminghammail.co.ukの記事)をもとに、Guido FawkesやBBCの報道も交えながら、この最新動向と労働党政府による規制強化の可能性について詳しく解説します。

この記事のポイント
  • 2025年7月末、主要サイトの年齢認証開始でVPNダウンロードが1,800%急増
  • VPNアプリがApple App Store英国1位になる異常事態
  • 労働党政府がVPN規制強化を検討する可能性(「could ban」)
  • Sarah Champion MP ら労働党議員が以前からVPN規制の必要性を主張
  • 專門家が無料VPNのセキュリティリスク(データハーベスティング等)を警告
  • オンライン安全法(Online Safety Act)の実効性に関する議論が活発化

VPNとは何か?初心者向け解説

まずVPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)について簡単に説明します。VPNはインターネットの通信を暗号化し、まるで専用の安全な回線を通っているかのように振る舞えます。これにより、外部から通信内容を盗み見されるリスクが減り、また接続先のIPアドレスを隠して匿名性を高めることができます。

例えば日本でよくある例では、地理的に制限されている海外の動画配信サービスを使いたいときに、VPNを使って自分の場所を別の国に偽装することがあります。つまり、プライバシー保護や検閲の回避、国境を超えたサービス利用に便利なツールなのです。

最新動向:1,800%急増の衝撃

2025年7月末の最新動向として、イギリスでVPN利用が爆発的に増加しています。オンライン安全法(Online Safety Act)の実施により、PornHub、Reddit、Xなどの主要サイトが2025年7月25日金曜日から年齢認証を開始したことが直接的な引き金となりました。

BBCの報道によると、あるVPNアプリ製作者はダウンロード数が1,800%急増したと証言しています。さらに、VPNアプリがApple App Store英国でダウンロード数1位になるという異常事態となっています。この急激な変化には本当に驚きましたね。通常、VPNは主に企業や技術者が利用するものと思われがちですが、一般家庭での普及がここまで短期間で加速するとは予想外の展開です。

このVPN利用急増は、ユーザーが年齢認証を回避しようとする動きの表れで、オンライン安全法の実効性に重大な疑問を投げかけています。

労働党政府によるVPN規制検討の政治的背景

この利用急増を受けて、Guido Fawkesの報道によると、労働党政府がVPN規制を強化する可能性(could ban)が浮上しています。実際に、労働党の有力議員らは以前からVPN規制の必要性を主張していました。

労働党の著名な後方議員であるSarah Champion MPは以前、VPN対策キャンペーンを展開し、「私の新54条項は、法案成立から6か月以内に、VPN使用がOfcom(通信規制庁)の112条項要件執行能力に与える影響について、国務大臣が報告書を発表することを求めるものです。VPNが重大な問題を引き起こす場合、政府は困難な問題を回避するのではなく、その問題を特定し、解決策を見つけなければなりません」と述べています。

また、影の(Shadow)デジタル大臣Alex Davies-Jonesは当時、Champion氏の条項について「労働党が法案の議論で繰り返し提起してきた将来対応の問題に触れるもの」と述べ、党内での支持を表明していました。労働党は法案に「ギャップ」があり、修正が必要だと主張していたのです。

一番驚いたのは、一般家庭にまでこういった厳しい制限を適用しようとしている可能性があることです。プライバシー保護と安全対策のバランスがいかに難しいかを象徴する動きと言えるでしょう。

専門家が警告するVPNのリスク

VPN利用急増に対して、サイバーセキュリティ専門家は深刻な懸念を表明しています。英国IT協会(BCS)認定のサイバーセキュリティ専門家Daniel Card氏はBBCに対して、「多くの無料VPNには問題が山積している。一部はデータハーベスティング(収集)企業のトラフィックブローカーとして機能し、他は構築が非常に杜撰でユーザーを攻撃にさらしている」と警告しています。

Card氏はさらに、プライバシーリスクの範囲が広いにも関わらず、「年齢制限コンテンツを視聴しようとする子どもたち」や「ブロックを回避しようとする大人たち」の手に渡ってしまうと指摘。「これが不快な真実です。人々はオンラインで欲しいものを手に入れるためにリスクを冒すのです」と述べています。

子どもの安全団体Internet MattersのKatie Freeman-Tayler氏も木曜日、子どもたちが無料や低価格のVPNサービスを利用できることと、それらを使用する可能性について「懸念している」と述べました。「これにより、成人向けコンテンツから子どもたちを守るために設計された年齢確認など、オンライン安全法の下で導入された重要な保護措置を簡単に迂回できてしまいます」とBBCに語っています。

日本から見た今回の動きの意味

日本の読者にとっては少し遠い話題に思えるかもしれませんが、インターネットのプライバシーと規制の問題はグローバルに関わる話です。日本でもVPN利用者は増えていますが、規制強化まではまだ進んでいません。

イギリスのようにネット利用の安全を目的にプライバシーまで制限する動きが出てくると、私たちの自由なネット活用にも影響が及ぶ可能性があります。特に、1,800%という驚異的な増加率は、規制とユーザー行動の「いたちごっこ」の激しさを物語っています。

また、専門家が指摘する無料VPNのセキュリティリスクは日本のユーザーにも当てはまります。信じられませんでしたが、オンラインの自由と安全の間でのバランスが今後ますます重要になるでしょう。

まとめと今後の展望

今回は2025年7月末のイギリス最新動向として、VPN利用の爆発的増加(1,800%急増、App Store1位)と、オンライン安全法施行後に労働党政府がVPN規制を強化する可能性について紹介しました。元記事はこちらで、Guido FawkesやBBCの報道も重要な情報源となっています。

個人的には、プライバシー保護と悪用防止のバランスをどこで取るべきか非常に悩ましい問題だと感じます。特に、Sarah Champion MPやAlex Davies-Jones氏といった労働党議員の具体的な提案を見ると、規制強化が現実味を帯びていることが分かります。一方で、Daniel Card氏やKatie Freeman-Tayler氏の専門家警告も無視できません。

ネットの自由が制限されてしまうと、便利で安全な使い方が難しくなるかもしれませんが、同時に無料VPNのセキュリティリスクや子どもの安全も重要な課題です。今後日本でも同様の議論や規制強化が話題になる可能性もありますので、VPNの使い方や規制の動向には注目していきたいところです。みなさんはこの規制についてどう思いますか?ぜひコメントで教えてくださいね。

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