AIブームは90年代のITバブル以上?著名エコノミストが警鐘
最近話題の人工知能(AI)ブーム、みなさんもニュースやSNSでよく目にしますよね。しかし、専門家の中には過剰な期待が広がっていると警告する声もあります。今回紹介する「The AI boom is more overhyped than the 1990s dot-com bubble, says top economist」(https://www.techspot.com/news/108730-ai-boom-more-overhyped-than-1990s-dot-com.html)という記事では、Apollo Global ManagementのチーフエコノミストであるTorsten Slok氏がAI関連企業の株価が90年代のITバブル時以上に過熱していると指摘しています。この記事を通じて今の投資熱の本質を一緒に考えてみましょう。
- AI関連企業の株価評価は1990年代のドットコムバブルを超える過熱状態
- 価格収益率(PER)が非常に高く投資家の期待は過剰と分析されている
- 経済の実態よりも投機的な動きが目立ち、バブル懸念が強まっている
- 過去のバブル崩壊からの教訓が活かされていない可能性も指摘
- AI技術の将来性は高いが、現状の評価には冷静な視点が必要
目次
90年代ITバブルとの比較とは?
ご存じの通り、1990年代後半にはインターネット関連企業の株価が急騰し、いわゆる「ドットコムバブル」と呼ばれる経済現象が起こりました。しかしこの記事によると、現在のAIブームにおける企業の株価指数は、この当時のバブル以上に過熱していると指摘されているんです。
具体的には、投資家たちはAIの将来性に期待しすぎて、実際の利益や成果に見合わないほどの高値で株を買い求めている状況。1990年代後半のITバブルは、期待ほど利益が追いつかずに多くの企業が倒産しましたが、今回のAI株価上昇はそれ以上に”バブル度”が高いとされています。
AI関連企業の価格収益率(PER)に迫る
投資でよく使われる指標の一つに「価格収益率」(PER)があります。これは株価を一株あたり利益で割った数字で、通常はこの値が高すぎるとその株価は割高と判断されます。
Torsten Slok氏の分析では、人工知能関連企業の12ヶ月先行PERが現在、過去のドットコムバブルのピークを上回っているとのことです。つまり、投資家が期待する利益成長率が現実的でないほど高いのです。
これには本当に驚きました。私も知らなかったのですが、株価が将来の成果を先取りしすぎており、今後の収益が伴わなければ、急激な価格の下落リスクがあるというわけですね。記事では、S&P 500の上位企業(主にNvidia、Microsoft、Appleなど)が特に現実から乖離した評価を受けていることも指摘されています。
投資家が見落としがちなリスク
一番驚いたのは、多くの投資家が技術の未来だけを見て、経済の実情や市場の動きを冷静に判断できていないという点です。記事はこの点を繰り返し強調しています。
もちろんAIは将来的に社会を大きく変える可能性が高いですが、現時点の収益実績が伴っていない企業に対して、過剰に資金が流れ込んでいる状況は、まさにバブルの典型的な兆候だというのです。記事では、これらの投資が「実際の利益を生み出す前に現実から乖離している」と警告しています。
この流れは過去のITバブルや住宅バブルと非常によく似ているそうで、過去の失敗から学べていないことにゾッとしますね。
まとめと私の感想
今回ご紹介した記事「The AI boom is more overhyped than the 1990s dot-com bubble, says top economist」は、最新のAIブームに対する冷静な目を持つ重要な示唆を与えてくれました。
AI技術の発展は間違いなく未来を変えるものですが、それを取り巻くマーケットの熱狂には注意が必要だと実感します。「AIは絶対儲かる」という流れに流されず、経済の基本である利益と収益性を見失わないことが大切だと感じました。
みなさんはこのAIバブル説、どう思いますか?過剰な期待に気づいている人は少ない気がしますが、今からでも賢く情報収集していきたいですね。



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