極秘オーディオ装置でアマゾンの孤立民族に布教?ブラジルで起きた衝撃の実態

ブラジル孤立民族と秘密オーディオ布教の実態 テクノロジートレンド
宣教師がブラジルのアマゾン地域で秘密のオーディオ装置を使い布教活動を展開。その方法や実態、配布台数など具体的データ・関係者の声を詳しく解説。

太陽光発電式オーディオ装置でアマゾンの孤立民族に布教?ブラジルで起きた衝撃の実態

推定読了時間:6分
  • アマゾンの孤立した先住民族に対し、宣教師が太陽光発電式オーディオ機器を使って布教活動
  • Korubo族の村で最大7台の装置が報告されるも、写真証拠が確認できたのは1台
  • 南米ブラジル政府や検察当局からは懸念・批判の声
  • In Touch Ministries製の「Messenger」という装置が使用されている
  • 情報元:Missionaries using secret audio devices to evangelise Brazil’s isolated peoples
目次

事件の概要

2025年7月に公開されたMissionaries using secret audio devices to evangelise Brazil’s isolated peoplesという記事で、南米ブラジルのアマゾン奥地で暮らす孤立した先住民族に対し、キリスト教系の宣教師たちが「太陽光発電式オーディオ装置」を使い、宗教メッセージを届けていたことが明らかになりました。この装置は「Messenger(メッセンジャー)」と呼ばれ、アメリカ・アトランタのIn Touch Ministriesという宗教団体が製造・配布しているものです。

オーディオ装置で何が起きたのか?

日本のニュースではあまり聞くことがないテーマですが、この布教活動は政府の監視や制限をかいくぐる形で実行されていました。使われた装置は携帯電話程度のサイズで、太陽光パネルと懐中電灯機能を備えています。先住民族の言語に翻訳した聖書の音声やキリスト教のメッセージを録音しており、電力がない奥地でも長期間動作できるように設計されているとのことです。

これには本当に驚きました。太陽光発電で動くオーディオ機器って、現代のテクノロジーがこんな形で使われているなんて想像もしていませんでした。でも、そのやり方には確実に賛否の声が上がっているのも事実です。

実際に確認された装置と方法

記事によると、ブラジル・ペルー国境近くのJavari渓谷に住むKorubo族の村で、現地の人々によって最大7台の装置が報告されました。ただし、実際に写真や動画で証拠が確認できたのは1台のみです。黄色とグレーの装置で、現在はKorubo族の長老Mayáさんが保管しているそうです。

また、In Touch Ministriesの最高執行責任者Seth Greyさんは、4年前にWai Wai族に48台の装置を直接配布したことを認めています。これらの装置は100以上の言語に対応しているとのことです。

装置自体は「機能性を重視して作られており」、太陽光発電式で懐中電灯付きの仕様になっています。20人程度の「聞き取りグループ」でも十分聞こえる音量が出るそうです。現地の人が危険を感じず手に取れるよう、シンプルで目立たないデザインが採用されているとのこと。

さらに、政府の監視基地では「謎のドローン」の目撃情報も報告されており、これらが宣教師の活動と関連している可能性が指摘されています。軍警察のCardovan da Silva Soeiro軍曹は「非常に洗練されたドローンで、射撃を試みても高速で逃げてしまった」とコメントしています。

現地関係者と専門家の声

現地政府の機関であるFUNAI(ブラジル先住民族財団)や検察当局からは厳しい批判が上がっています。連邦検察庁でコンタクトされていない民族や最近コンタクトされた民族の権利を監視しているDaniel Luís Dalbertoさんは、こうした宣教活動の問題点について次のように語っています:

「これは隠密で、隠蔽された、レーダーに映らない改宗活動だ。手法が洗練され、困難で、対処することがほぼ不可能になっている」

一方、In Touch Ministriesの幹部Seth Greyさんは「我々は許可されていない場所には行かない」と述べ、今回Javari渓谷で装置が発見されたことについては「他の組織」の宣教師が持ち込んだ可能性を示唆しています。

また、Thomas Andrew Tonkin、Josiah McIntyre、Wilson de Benjamin Kannenbergという3人の宣教師が、コロナ禍前にKorubo族への接触を計画していたとして特定されており、現在は裁判所命令により先住民地域への立ち入りが禁止されています。

なぜ批判されるのか?

批判が集まっている一番の要因は、ブラジル政府が1987年から「孤立民族との接触は彼らから始めるべき」と定めているのに、その原則を無視した活動が行われたことです。この政策は先住民族の自己決定権を尊重するものとして、国際的にも評価されています。

政府はまた、Korubo族や他の未接触民族を免疫力のない一般的な病気から守るため、アクセスを厳格に制限しています。特にCOVID-19パンデミック時には、外部接触による感染拡大のリスクが深刻な問題となりました。

ちなみに、宣教師団体側は「純粋な信仰の伝達が目的であり、直接対面せず平和的な方法として選んだ」と説明しています。しかし、現地の文化的背景や健康リスクを考えると、やはり賛否が分かれる問題だと感じます。

まとめと個人的な感想

今回紹介した『Missionaries using secret audio devices to evangelise Brazil’s isolated peoples』という記事では、最新のテクノロジーが思わぬ形で使われているリアルな現実が浮かび上がります。

太陽光発電式のオーディオ機器が密林の奥深くまで運ばれ、100以上の言語に対応した宗教メッセージを流している――こんな時代が来ているなんて、正直想像していませんでした。「文明の利器」がこういう使われ方をするのを見ると、技術の進歩が必ずしも私たちが想像する方向に向かうとは限らないんだなと改めて感じました。

Korubo族の村で見つかったのは確認できただけで1台、最大でも7台という規模ですが、それでも現地の人々や政府にとっては大きな問題になっています。皆さんは、このような技術を使った布教活動についてどう思われますか?

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